私のコンサルは、ゴミのリサイクル事業とそっくりだった!
「どんなお仕事をしていらっしゃるのですか?」
こう聞かれた時にきちんと答えられる様、いつも答えを準備しているつもりなのですが、悲しいかな言葉や表現というものは陳腐化していくもので、たまに自分で話しながら「あれれ???」となる時があります。
仕事が進化して深みも増したからこそ、表現の方もつねに進化させていかなければならなくて、ここを忘れると、気づかないうちにお客様が求めるものと自分が提供するものに “すれ違い” が生まれてしまう時もあるように思います。
私自身がいま方向性をシフトチェンジしていて、ちょうど考えるべきタイミングにいるので、あらためて「自分の仕事とは何か?」について考えてみました。
私がいまコンサルを通して提供していることを、とてもざっくりと説明してしまうと、
「人のエネルギーの最大化」と、「エネルギーの循環をつくる」という事をやっています。
「エネルギーの最大化」の方は、主に人の感情にフォーカスしています。
当たり前のことですが、「喜び」や「楽しさ」という感情から動けば、それだけ成果はあがりますし、「苦しみ」や「怖れ」から動けば、それだけ成果はあがりづらくなります。
人の感情そのものをマネジメントすることはできませんが、感情を生み出す要因に対しては一人一人の意識の持ち方や習慣によってマネジメント可能です。
この作用を使って、エネルギーの高い個の育成や、エネルギーの高いチームづくりを行っています。
人と人とが一緒に仕事をすれば、少なからず摩擦が発生するものなので、これを円滑にするための個とチーム、そして組織の設計をやっています。
「エネルギーの循環」の方は、陳腐化したものを手放すということを提供しています。
陳腐化したものを見つけ出すことはそう難しくなくて、ほとんどの人が感じているように、「あの商品は古い!」とか、「あのやり方は古い!」を見つけるだけです。
苦労するのは、古くなったものを捨てたあとに「どうすればいいの?」の答えを見つけない限り、人は動けないという点です。
個人レベルで判断できることや、そもそも重要度の低いものなら、「とりあえず捨ててから考えよう」で良いのですが、これが複数の人やチームにまたがると、簡単には身動きが取れなくなります。
陳腐化したものを本格的に廃棄するためには、準備期間と手順が必要なのです。
5W2Hで説明すると分かりやすいと思いますが、
簡単に廃棄できる:When、Where、How
簡単に廃棄できない:Who、What、How much
もっと廃棄が難しい:Why
と、下の行にいくほど廃棄は難しいのです。
比較的簡単に廃棄できるWhen、Where、Howについては、さまざまなテクニックや手法で対処できる部分も多いのですが、Who、What、How muchの変更は、事業や顧客の定義が変わるので難しく、さらにWhyの変更は組織の存在意義まで変えてしまうので、さらにさらに困難となります。
誰も手をつけずに放置してしまう部分なので、外の目線で客観視できる人間が入り、一緒に計画を組み立てることで、エネルギーが循環しやすい組織づくりをお手伝いしています。
ちなみに、個人レベルでも陳腐化したものを廃棄する手順は非常に似ています。事業を扱うか、一人ひとりの潜在意識を扱うかの違いと言っても過言ではく、だから個人向けの講座としても提供をはじめるようになりました。
という訳で、久しぶりに私の仕事を定義しなおしてみた訳ですが、ひとつ面白い発見がありました。
私のお仕事は、ある業種にそっくりだったのです!
それは、、、
「ゴミのリサイクル事業(笑)」
ゴミのリサイクルって、要は物質の再循環をお手伝いするお仕事なのですよね~。燃やして地球に戻したり、資源としてリサイクルしたり。
私のお仕事は、物質ではなくて、人生創造のエネルギーでもある “感情エネルギー” の、リユース&リサイクルをやっていたのです。だから、なんとなく似ている(笑)
よくよく考えれば当たり前で、自然界は循環によって成り立っていて、動植物や微生物は生命エネルギーの循環を作っている訳だし、宇宙だってエネルギーの循環をくりかえしているし、すべては循環の上にある訳ですからね~。
この思いがけない新発見を、そのまま使っていいのかよく分かりませんが(笑)、少しだけ自分の仕事を人様に説明しやすくなったような気がします!
ますます、伝わりづらくなっただけかもしれないけど…(^^;