“もくてき”のデザイン -成果をあげる組織づくり・人づくりのヒントー

働くことを通して「豊かさ」や「幸せ」を味わう人を増やし、人のエネルギーを最大化する組織・チームをつくること。ドラッカーのマネジメントや、脳・メンタルなどの記事を中心に、成果をあげる組織・チームづくりのヒントをお届けするブログです。

未来について迷うことを廃棄する。

ここ最近、明らかなタイムマネジメント不足です…(^^;;  バタバタしているうちに、いつの間にか会社設立記念日を過ぎ、7年目に入ってしまいました(笑)

時間管理の第1歩は「廃棄から始めよ」なので、7年目突入を機に、ひとつ思い切った廃棄をすることにしました。

『未来について迷うことを廃棄する』

会社を設立した時、あまりにも適当(笑)に起業してしまったので、ここ数年は方向性を模索し続けてきましたが、あらためて考えみると、すでに向かうべき方向性は決まっていたという事に気づきました。

なので、思い切って廃棄!(笑)

これからは、もう少しシンプルに時間を使うことにします(*^^*)



私が会社を設立したのは、2010年5月27日の事でした。

設立日をこの日にしたのは、「大安」だったから…。
それ以上の理由は、とくにありません(笑)

当時はからずも無職になっていた私は、なんの計画も当てもないまま、とりあえず会社だけ「エイッ」と作りました…(^^;;

この時、私にできたことは、「ネットショップの戦略立案」。
以上!!

奇跡的に会社設立当日に1件目のクライアントさんが決まり、
これまた奇跡的にそのお客様の売上が100倍以上に伸び、、
そこから奇跡的なご縁がつながって、、、

ありがたい事に、ほぼ「運」だけで生きてきました(笑)


コンプレックスというほど大げさなものではないのですが、会社を作って3年目に入った頃から、このまま「運」だけで生きていってはダメになると思いました。

プロフェッショナルとしての哲学もなく、ただ「できること」を提供しているだけ。この状態でクライアントさんの未来を語ることに、とても大きな違和感を感じるようになりました。

「どう働く事が、一人ひとりの幸せにつながるのか?」

「どう組織づくりを行えば、成果につながるのか?」

「混沌とした時代に、組織も個人もどの方向に舵を切れば良いのか?」

こう言った根本的な疑問に、まずは自分自身が答えを出す必要がありました。そして、自分自身がそういう生き方を実践することが必要だと思いました。



この大きな疑問に答えを出す上で、鍵となったものは2つありました。ドラッカーと、メンタル分野のマネジメントです。

ドラッカーとの出会いは2012年1月。直観的に「これを学べば答えが出るかも!」と感じ、それからは夢中になって読み漁りました。仕事も、出来るものはすべてドラッカーをベースとした方法に切り替えました。

メンタル分野のマネジメントは10年以上前から独学で学んでいましたが、転機となったのは2012年5月に行った「内観」。ここでの経験が、その後の仕事におけるもうひとつのベースとなりました。

これら2つの分野に投下した時間は、どう少なく見積もっても1日2時間以上。本当はもっとあると思います。トータルでかるく3000時間は超えている事でしょう。

冷静になって振り返ってみると、かなりのギャンブルです…(^^;  我ながら、なんの迷いもなくこの意思決定をしていた事には、驚きしかありません(笑)



こうして確立してきた仕事に対する哲学。これが私の人生における使命だったのだと、今ようやく思えるようになりました。

「生きる力の強い人を育てること」

私がこの人生でやりたい事は、ただこれだけです。

これを実現するために、社会的な問題を解決し、組織の生産性を高め、一人ひとりが己と向き合えるよう支援をする。

今もこれからも、仕事を通してそういう事を提供していきます。



いま、世界は大きな構造変化のタイミングに直面しています。未来はとても混沌とし、古い仕組みは矛盾によって機能停止しかかっているにもかかわらず、いまだ新しい仕組みが見えない…。そんな状況にあります。

だからこそ人々は不安になり、身を守るような動き(ナショナリズム個人主義など)が台頭する兆しを見せています。

しかし、このような混沌とした状況は、人類にとって初めての状況ではありません。歴史を紐解けば、そこに答えがあるのです。

ドラッカーの言葉を借りるなら、いま私たちが直面する「断絶の時代」を乗り越えるための解決策は、「生産性革命」にあります。

知識こそが、これからの主要な生産資源です。知識を使って働く私たち一人ひとりが、マネジメントという道具を使って生産性革命を起こすとき、混沌の向こうにある新たな時代の仕組みが見えてくるのです。

新しい時代の仕組みをつくるために、そして生産性革命を私たち自身が起こすために、「生きる力の強い人を育てること」
「マネジメントを機能させること」
これらが必要なのです。



いつの間にか壮大になってしまいましたが、話を戻します…(^^;

「生きる力の強い人を育て、生き生きと働くことを通して組織の成果をあげる」

結局、私の人生はコレなんです(笑)

もう、迷う必要はないのだと、ようやく気づきました。まだまだ欠けているパーツはいくつもありますが、まずは「やる!」と決めます。無限にある選択肢をいくつも並べて、人生を迷い続けることは、本日をもって廃棄しようと思います。

結局、「生きる力の強い人間」が育っていく社会をつくることに貢献することが、そのまま自分自身にとっての未来であり、希望であるという事なのかもしれません。

という訳で、7年目も引き続きよろしくお願いいたします(*^^*)

 

 

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