“もくてき”のデザイン -成果をあげる組織づくり・人づくりのヒントー

働くことを通して「豊かさ」や「幸せ」を味わう人を増やし、人のエネルギーを最大化する組織・チームをつくること。ドラッカーのマネジメントや、脳・メンタルなどの記事を中心に、成果をあげる組織・チームづくりのヒントをお届けするブログです。

お客様はみんな賢くお買い物をしている!

こんにちは!
今日もお読みいただきありがとうございます♪♪

本日のテーマは、「お客様はみんな賢くお買い物をしている!」

先日、はじめて格安衣料店の “しまむら” に、仕事の視察も兼ねて行ってきました。一人で行くのはあまりに視察っぽいので、たまたま家にいた妻にもついて来てもらいました。

「シマラー」と呼ばれる熱狂的なファン層のいる “しまむら” ではありますが、正直言うと、私自身はまったく興味がありません…(笑)  ところが妻の方は、まあまあ興味あり気です。なぜ興味があるのか詳しく聞いてみると、面白いことを言いました。

「女性はね、賢くお買い物をしたい生き物なの」

どうやら、全身をしまむらでコーディネートするのは野暮ったくてNGだけど、ごく一部、周りから見て分からない程度に、こっそり「お買い得」を入れて、しかもファッショナブルに着こなすことが、彼女の言う “賢いコーディネート” らしいのです。

こうして浮かせたお金を、また別の楽しみに使ったり、お茶したりするのが、主婦ならではの賢さなのだそうです。私には全く無かった価値観なので、なるほど~と思いました。

つまり、妻にとっての賢いお買い物とは、「賢くお金を使うこと」という訳です。


私の場合、ユニクロやしまむらなどのファストファッションでは、あまりお買い物をしません。妻が言うには、「あなたは買い物が下手!」との事なのですが、私からすると、はっきり言って、そこまで問題があるとも思っていません。もちろん、自分としては買い物上手とまではいかなくても、それなりに賢く買い物しているつもりなのです。

私にとっての「賢さ」とは何なのか?
よくよく考えてみると、それは「賢く時間を使うこと」でした。
妻からすると下手な私の買い物も、私にとっては合理的だったのです。


こうして考えてみると、人それぞれ重視する「賢さ」というものが存在していて、お買い物をしている人はみな、「自分は賢く買い物をしている」と信じているのだと分かります。

自分たちが提供している商品群やサービス群は、どんな人にとっての「賢さ」を満足させているでしょうか? この目線はとっても重要だと思います。

こうして考えると、技術屋さんが技術に走り過ぎてしまったり、ディスカウントショップが安売りに走り過ぎてしまったりするのは、まったくもって賢くないですね…(笑) 

商品やサービスを提供する立場にいる人が賢いと思うのは、単なる自己満足です。お客様に「賢く変えた!」と満足していただく商品・サービスを考える事が、実は大切なのではないかと思います。

「お客様は常に賢く買い物をしている」
この視点は、成果をあげるために、忘れてはならないポイントですね!