“もくてき”のデザイン -成果をあげる組織づくり・人づくりのヒントー

働くことを通して「豊かさ」や「幸せ」を味わう人を増やし、人のエネルギーを最大化する組織・チームをつくること。ドラッカーのマネジメントや、脳・メンタルなどの記事を中心に、成果をあげる組織・チームづくりのヒントをお届けするブログです。

「欠けているという思い込み」 が、ビジネスの成果を妨げる。

こんばんは!
いつもありがとうございます。

この週末は予告どおり、ドラッカーにどっぷり浸かって合宿生活を送ってきました。合宿での新たな発見や気付きは、後日改めてアップしていこうと思います。

実は、今回の合宿に入る直前に、とある打ち合わせに参加させて頂きました。ドラッカーの「セルフマネジメント体系」と、「心理学的アプローチからの潜在意識の活用」を組み合わせた、新しいプログラム開発について。

参加したと言っても、すでに過去2年ほどかけて練り上げてくださったベースがあるので、私はオマケ的なポジションで、ただただ厚かましく、ご意見させていただきました(笑) ご意見している内に、自分がこれまで感じていたことが言語化できたので、それが本日のブログの内容になります。


「自分は欠けている」という思い込みが、成果をさまたげている。

ここ最近ご縁をいただいた方には全く想像がつかないらしいのですが、数年ほど前まで、私は能力至上、論理至上の思考で、人に対しても攻撃的、ストレス耐性も低い、いわゆる「とっても器の小さい人間」でした。

とある先輩に誘って頂いて、社会人向けの勉強会とやらに初めて参加したのが3年前。ここから奇跡的なご縁で、尊敬できる方々との出会いや、学びを通して、ようやく私は真人間になることができました(笑)

もう1つ、非常に大きかったのが「内観」という、座禅のような研修による気付きでした。7日間の間、研修所に軟禁(笑)されて、TVや携帯はもちろんの事、人との会話すら制限される環境下で、ひたすら「自分の内を観る」という研修です。

7日間に渡ってひたすら自分の内側を観つづけた結果、「あれが足りない」「これが足りない」と思っていた自分の存在に、ハッと気づく瞬間があったのです。

両親をはじめ、周りから充分な愛をもらってきたからこそ今の自分が存在するはずなのに、いつのまにか勝手に自分と他人を比較し、自分に足りないものを嘆き、自分を誇示しないと不安で仕方ないと思い込んでいる自分の存在。
 『自分の人生はなぜ報われないんだろう?』
 『自分の人生の目的は何だろう?』
 『自分はどうすれば幸せになれるんだろう?』
これらの悩みは、「欠けているものを数えて暮らす自分自身」が作り出したものだったのです。

今までの人生における悩みのすべてが、人と自分とを比べ、勝ち負けで判断し、「足りないもの」「欠けているもの」を見ていた自分の『思い込みの人生』だったと気づいた瞬間に、私の人生は大きく変化を始めました。


『思い込みの人生』に気づいてから、さまざまな方面で劇的な変化が起きています。このブログは組織やビジネスがテーマなので、敢えてその分野に絞りますが、
  ◇人間関係の悩みが劇的に減った
  ◇意思決定がしやすくなった
  ◇論理と直感、両方をつなげて活用できるようになった
  ◇自分の価値観や方向性が明確になった
  ◇自分の力の誇示や証明をする必要がなくなった
  ◇勝ち負けや損得への執着がなくなった
  ◇人の力を借りたり、人に任せることが楽になった
などなど、多岐に渡ります。

これまでの人生、人と比べることで「欠けている」と思いこんで、それを埋めるためにムダな時間を過ごしてきましたが、それらが全て消滅し、ひたすら現在と未来に生きる事ができるようになったのです。


もし全ての経営者の方が、全てのリーダーの方が、全ての働く方が、この思考スタイルを身に付ける事ができたら、とてつもない成果があがるようになると思いませんか?

ミーティングの席では、これから2年ほどの期間をかけて、一般に提供できる手法の開発を行うことになりました。

もし「欠けているという思い込みに気付くこと」が出来る、高い精度のプログラムをつくる事ができたら、きっと凄いことになるだろうな~、と思います。ドラッカーが究極のマネジメントとして提示した「自己目標管理」を、実現できるベースとなるのではないかと思います。

私が思い描く「すべての働く人が、誇りを持てる社会の実現」に向けて、こうして一歩づつ近づいていくのだと思うと、楽しみで仕方がありません。

万人向けにご提供できるプログラム開発はこれからですが、私も個別のコンサルティングでは既に一部のお客様で似たような内容を提供していますので、ご興味のある方がいらっしゃいましたら、ぜひお気軽にお声掛けくださいませ。