貢献とは時に、自我を捨てること。
こんばんは。
いつもお読みいただきありがとうございます。
今日は素敵な出会いがありました。
志高く、そして心優しい起業家の方。
その方は、過去にご自身が体験した辛い経験、
そして、そこから復活された経験をふまえて、
世の中を元気にするために起業された方です。
しかし、ビジネス的には今、少し伸び悩んでいらっしゃって、
少し方向性を修正する時期に来ています。
私にも思い当たる節があるのですが、
辛い経験を乗り越えた体験をふまえてビジネスをする際、
「乗り越えた経験」を商品価値にのせて提供しようとすると、
思わぬ落とし穴にはまることがあります。
それ以外にも、喜びの経験や、恨みつらみの経験も含めて、
感情や感動をベースにしたビジネスでは、同じことが起きる様に思います。
“感動ストーリーの罠” とでも呼ぶのが良いかもしれません。
つまり、その方にとって本当に売りたいものは、
「自分自身の経験やストーリー」になってしまっているのです。
当たり前ですが、お客様が欲しいものとは、少しずれてしまいます。
感動のストーリーには、人を集め、人を惹きつける力があります。
しかし、そこに依存したビジネスモデルをつくると、
いつの間にか、お客様が求めるものと離れてしまいます。
起業家としての熱意と、強すぎる思い入れは区別しなくてはならない、
今日はそんなことを教えていただいた気がします。
貢献とは時に、自我を捨てることによって見つかるものなのかもしれません。
今日の出会いに、心より感謝いたします!